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生物学的製剤の勧め

2014.06.17.08:28

今年4月末に行われた日本リウマチ学会から。すべての記事を載せることは難しく、私の独断と偏見である記事だけとりあげるのはどうしたものか、、、と考えているうちに2か月近く経ってしまいました。が、やっと決心がつきました。あくまでも参考になればと思います。詳細は第58回日本リウマチ学会総会のHPを参照してください。

早ければ今年7月に発表される新リウマチガイドライン2014では、「生物学的製剤の使用を強く推奨する」のだそうです。ただし、個々の患者のリスクとベネフィットを考慮し、インフリキシマブ、エタネルセプト、トシリズマブ、アダリムマブ、アバタセプト、ゴリムマブ、セルトリズマブ ペゴルの7製剤です。

スティルにもその治療方針になってくるかもしれません。

私の場合は、子供が欲しかったので、メトトレキセートからエンブレルに変更しましたが、メトトレキセートで特に副作用もなく、症状はかなり抑えられていたので、挙児を希望しなければ、そのままメトトレキセートを続けていたかもしれません。エンブレルは、痛くて、日本ではなんせ高い

しかしながら、こうして寛解しているのはエンブレルのお蔭かもしれません。

朝夕涼しく、晴れたり、曇ったり、雨が降ったり、体調にはくれぐれもお気を付け下さい。
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エンブレルペン

2013.10.29.06:21

「エンブレル®皮下注50mgペン1.0mL」が「2013年度Good Design Award」を受賞しました。皮下注射って皮膚に刺すときもですが、液を入れるにも勇気がいるので、ペン型のが出来ないのかなぁとずっと思っていました。

使い方は、注射部位の皮膚を軽く持ち上げ、ペンを垂直にあてて、ボタンを押し10秒待つのだそうです。そして、そのまま垂直に注射器を身体から話します。インスリン注射のようなイメージです。

気になる薬価は1キット30384円です。「エンブレル®皮下注50mgシリンジ1.0mL」は30206円なので、それほど変わりません。いずれにしても高額ですが、、、

4年ほど前、息子君に応援されながら、皮下注していたことが懐かしくさえ思えます。病気がおさまっていることに感謝です。

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アバタセプト近日発売

2013.08.09.06:22

アバタセプト(商品名:オレンシア)皮下注がもうすぐ発売になるそうです。抗TNF薬と作用機序が違い、T細胞の働きを抑えるお薬です。

用法・用量は、「通常、成人には、投与初日に負荷投与としてアバタセプト(遺伝子組換え)点滴静注用製剤の点滴静注を行った後、同日中に本剤125mgの皮下注射を行い、その後、本剤125mgを週1回、皮下注射する。また、剤125mgの週1回皮下注射から開始することもできる。」のだそうです。

そして「抗TNF製剤の併用は行わないこと」となっています。これは、併用しても効果が増強することが示されておらず、感染症悪化の危険性が高まるからだそうです。抗TNF薬から切り替える場合も、感染症の兆候を十分観察することとなっています。

自己注射できる選択肢が増えるというのは、喜ばしいことですね。

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お薬の値段

2013.01.26.05:37

私はアメリカでスティルを発症して、挙児を希望してお薬をメトトレキセート(MTX)からエンブレルに変更してもらいました。薬局に支払った金額は1か月で、MTXは$16(+葉酸代)、エンブレルは$70でした。それもエンブレルの製薬会社に登録すると$70は戻ってきました。

スティルやリウマチと一旦診断されると、治療は長く続くことが多いです。今日はお薬の値段の記事から。(‐中沢 真也=日経メディカル別冊、抗リウマチ薬の薬剤費、バイオでは標準的用法で1日3000~5000円)
主な非生物学的製剤の抗リウマチ薬の薬価と標準的な用法・用量における1日当たりの薬剤費(画像をクリックすると拡大します。)
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非生物学的製剤では1日あたり100円から2000円です。
表2に生物学的製剤の薬価と標準的な用法・用量における1日当たりの薬剤費
thumb_528518_zu223.jpg
一方生物学的製剤では、1日あたり3000円から5000円となります。

最近は早期発見、早期治療で、障害がない時期から治療を開始するので、3割負担の方も多いかと思います。医療費控除、高額療養費制度、医療保険の付加給付、特定疾患などから、医療費負担を少しでも減らせて、十分な治療ができますように。

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エンブレル-使用上の注意改訂

2012.09.04.05:48

朝夕涼しくなりました。いつの間にか蝉の声が、秋の虫の声に変わっています。

エンブレルの副作用の項に「強膜炎」が追加されました。頻度は0.1%未満です。6症例が提示されていて、発現までの日数は15日から19か月と少し開きがあります。治療法はこの6症例では記載されていません。転帰は軽快~回復となっています。(1症例では不明)

「強膜」は白目の部分です。「強膜炎」はその部分の充血と痛みです。痛みはかなり強いようで、人によっては「目をとがったもので刺されたよりも痛い」そうです。炎症がひどいと強膜が壊死して、穴があいてしまうそうです。

そして、リウマチなどの自己免疫疾患で起こってくることも多いそうで、薬の副作用かどうか、見極めることが難しいかもしれません。

一般的に治療は、免疫抑制薬点眼あるいは内服+ステロイド内服です。穴が開いてしまったら、手術することもあるそうです。

白目に違和感や痛みを感じたら、私なら主治医の先生と相談します



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プロフィール

あきママ

Author:あきママ
2006年年12月:男の子を出産。(この時すでに高齢出産のお墨付き)
2009年9月:「関節リウマチ」と診断。病気と闘いながら第2児を授かることが出来るか。
2010年3月:「成人発症型スティル病」と診断。
病気に関することを、楽しく気ままな子育ての記録とともに、書き留めておけたらと思います。
よろしくお願いします。たくさんのコメント頂けると嬉しいです。

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