priceless/プライスレス
2012.11.30.05:25



どんな病気でもそうですが、病気の人が本当に望んでいることは「治癒」だそうです。風邪などの感染症は治ります。しかし、スティルや関節リウマチなどの膠原病、ネフローゼ症候群,ぜん息,がんなどは、病気の症状が一旦落ち着いて安定した状態になると「寛解」という言葉を使います。
関節リウマチの場合は、「臨床的寛解(炎症反応と自覚症状の消失)」「構造的寛解(関節破壊の進行抑制)」「機能的寛解(身体機能の維持)」を目指して治療していきます。これが、薬を飲んだり、手術を受けたりしながら痛みなく生活を楽しめることが治療の目標になっています。
痛みの程度・自分の思いはもちろん、お医者様に伝えていかなくてはなりません。痛みに対して強い人は、自覚症状がある程度おさまった段階で、治療しなくていいように思うかもしれません。特に生物学的製剤は高いから、早く止めたい、違うお薬に変えたいと焦ってしまいます。けれども、炎症があって関節の破壊が進行していると判断された場合は治療したほうが、将来不自由にならず、家族への負担・経済的負担(介護・手術の費用など)がかえって減るかもしれません。
その時の思いを大切に、でも他人の意見にも耳を傾けつつ、全体(将来)を見ながら治療を受けれるといいですね。私もいつ「再発」するかを心配するより、「寛解」に感謝しつつ、まだ息子君
