成人発症型スティル病と妊娠
2011.01.06.11:10
・成人発症型スティル病17人の患者による22の妊娠で7例の悪化があった。(3症例は未報告)
・最初の症状は主に妊娠5,6ヶ月で現れた(5例)。妊娠初期では3例、1例は産褥期、1例は未報告であった。
・妊娠時活動性はなかったにもかかわらず、増悪は主に出産後3ヶ月から5ヶ月してから(4例、うち1例は自然流産の後)、他の2例の増悪は妊娠4,5ヶ月で起こった。発疹と関節炎を示した潜行性発症型1例を除いて、急性型全身型症状を示した。
・比較的重篤な一過性関節症状がよく訴えられた。
・サリチル酸や非ステロイド系抗炎症薬が初期治療によく反応したが、数週間のうちに再発した(6例)。中容量ステロイド(≤ 0.5 mg/kg/day)で完全寛解(3例)、部分寛解(3例)を得た。5例は高容量ステロイド(≤ 1 mg/kg/day)によく反応した。メチルプレドニンパルスと免疫グロブリン補充療法やシクロフォスファミドパルス(妊娠が終わってから)も有効であったと報告されている。
・自然流産2例、未熟児4例、子宮内胎児発育遅延2例が観察された。未熟児や子宮内胎児発育遅延は病気の増悪による妊娠合併症のようである。
-Pregnancy Outcome in Patients with Adult Onset Still's Disease. Mo Yin Mok, Yi Lo, Pik Yiu Leung, Chak Sing Lau J Rheumatol 2004;31:2307-9
「リウマチは妊娠するとよくなる(可能性がある)」とよく聞きますが、スティル病はそうでなさそうです。また生まれてくる子供も、特に妊娠中に増悪して治療すると健康で産まれてこないこともあるようで、残念です。プラス私の場合、高齢出産、、、

エンブレルで増悪を抑えながらだと、比較的安全なのでしょうか?夫君は私の健康を気遣ってくれているようです。もっと調べてみます

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