MTX週16mgまでの増量では肝障害に注意
2013.04.30.06:24
またまた第57回日本リウマチ学会から。
2011年にメトトレキセート(MTX)が16mgまで増量になりました。名古屋膠原病リウマチ痛風クリニックの玉置繁憲氏らによると、16mg/週まで増量した症例の忍容性は24週時点で9割と高かったものの、52週時点では7割弱に低下しました。忍容性*低下の主な要因は肝障害だったそうです。(*認容性とは、 薬物によって生じることが明白な有害作用(副作用)が、被験者にとってどれだけ耐え得るかの程度を示したもの。)
玉置氏は、「肝障害など有害事象に十分注意すれば、高用量のMTX投与は安全に行えると考えられる」と話したそうです。
添付文書、禁忌の項にも、「4.慢性肝疾患のある患者[副作用が強くあらわれるおそれがある。]」とあるように、肝炎がある人、常用飲酒をされる人は注意が必要です。
また、重要な基本事項に「骨髄抑制、肝・腎機能障害等の重篤な副作用が起こることがあるので、本剤投与開始前及び投与中、4 週間ごとに臨床検査(血液検査、肝機能・腎機能検査、尿検査等)を行うなど、患者の状態を十分観察すること。」とあります。
2011年にメトトレキセート(MTX)が16mgまで増量になりました。名古屋膠原病リウマチ痛風クリニックの玉置繁憲氏らによると、16mg/週まで増量した症例の忍容性は24週時点で9割と高かったものの、52週時点では7割弱に低下しました。忍容性*低下の主な要因は肝障害だったそうです。(*認容性とは、 薬物によって生じることが明白な有害作用(副作用)が、被験者にとってどれだけ耐え得るかの程度を示したもの。)
玉置氏は、「肝障害など有害事象に十分注意すれば、高用量のMTX投与は安全に行えると考えられる」と話したそうです。
添付文書、禁忌の項にも、「4.慢性肝疾患のある患者[副作用が強くあらわれるおそれがある。]」とあるように、肝炎がある人、常用飲酒をされる人は注意が必要です。
また、重要な基本事項に「骨髄抑制、肝・腎機能障害等の重篤な副作用が起こることがあるので、本剤投与開始前及び投与中、4 週間ごとに臨床検査(血液検査、肝機能・腎機能検査、尿検査等)を行うなど、患者の状態を十分観察すること。」とあります。
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